お知らせ
2022/05/02 00:45
先日、メンバーさん宅の車の下にいた2ヶ月半くらいの子犬を、メンバーさん達と一緒に保護しました。
駐車場をサークルで封鎖し、車の下から子犬を引っ張り出しました。
所要時間は5~6分くらいであっけなく捕まってくれました(笑)
「移動時間の方がはるかにかかったね」と笑い話になるほど。
驚かせないように細心の注意をはらいながらの作業だったので、大きな抵抗もなくとてもスムーズに進みました。
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保護してすぐ触っても口は出ず。
チュールを指につけて口元にもっていくと舐めてくれたり、なんだか微妙に人馴れしている・・・。
その後初期医療にかける為、病院に連れて行ってくれたのですが、ノミは全く見当たらず。
過去にも何度も野犬を保護し、子犬でも口の出る子が多いなか、この子達の様子はとても違和感がありました。
今回保護したおうちは土器川が近く、その近辺には餌やりさんがいます。
中には車できて餌をばらまく人も。
食パンを土手から投げているのを、土器川沿いを車で走っているときに見かけたこともあります。
ドッグフードを器に入れず、直に土手に沿ってばらまいている人もいます。
土がついたドッグフードを平気で与えられるなんて、その子たちに愛情はないのでしょうか?
その方は「大雨や台風で子犬が流されそうになる事もある。でもそれはその子の運命だから仕方ない。」と。
その話を聞いてゾッとしました。
つい最近シェルターに相談に来た人は「猫に餌をあげていて増えてしまった。何とかしたい。ちょっと前に子猫を産んだ子がいて、これ以上増えてはいけないので、心を鬼にしてカラスにあげた。」と平気な顔で言い放ちました。
最初は「餌をあげないと死んでしまう。それは可哀相」という優しい気持ちから始まったのかもしれません。
ですが、この状況はいいのでしょうか?
優しい気持ちでしたことが、不幸な命を作るのでは意味がないんじゃないですか?
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産まれるからにはみんなに幸せになってほしい。
少なくともカラスの餌にされるような命は作ってほしくありません。
自己責任で対応できないなら、その子達の未来を考えるなら、これ以上不の連鎖を作らないでほしい。
どうか産まれてきた子が全て祝福される世界になりますように。